2年間を通してローテート研修を行い、指導医・上級医のもとに月に5~6回のER当直につき、数多くの症例を経験することにより総合的な臨床能力を養います。 研修管理委員会・研修医会議などで日常の問題点を討議し解決しており、また研修医と指導医・上級医との相互評価をもち、医療を理解し実践できるこれからの医師の養成に情熱を燃やしています。
医師として最初の2年間での学びや達成感は、人それぞれ違うかもしれません。しかし肝心なのは、どのように患者様と接し何を思い感じ対応するか、といった今後の医師人生の基礎を身に付けることです。当院では、ER・病棟担当ともに極めて多くの症例に触れることができ、そのどれもが貴重な体験となるでしょう。また指導医、上級医も様々なエッセンスを与え、あなた方の成長を促してくれます。2年次では、「僻地離島研修」で、自分の成長度も顧みることができるはずです。ぜひ、当院で有意義な初期臨床研修生活を送りましょう。
1年次
4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
内科 | 外科・麻酔科 | 呼吸器外科 | 肝臓外科 小児外科 |
小児科 |
整形外科 or 循環器内科 |
救急科 | 選択科目 | ||||
ER当直 |
2年次
4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
内科 | 精神科 | 救急集中治療科 | 産婦人科 | 離島・僻地 (地域医療) |
選択科目(4ヶ月) | ||||||
ER当直 |
プログラム名称 | 八尾徳洲会病院 プログラム |
---|---|
定員 | 4名 |
研修開始日 | 2024年4月1日 |
研修内容 | 1年次 総合内科(3ヶ月)、外科・麻酔科(2ヶ月)、肝臓外科・小児外科(1ヶ月)、呼吸器外科(1ヶ月)、整形外科(1ヶ月)、救急科(2ヶ月)、小児科(1ヶ月)、選択科(1ヶ月) 2年次 総合内科(3ヶ月)、救急集中治療科(1ヶ月)、産婦人科(1ヶ月)、精神科(1ヶ月)、地域医療(2ヶ月)、選択科(4ヶ月) |
研修の特徴 | 将来、どのキャリアに進もうともジェネラルに対応可能な幅広い診療科目を学ぶことができるのがメリット。 |
詳細 | 詳細 年次報告書(PDF方式) |
内科 | 1年次研修3ヶ月間、2年次研修3ヶ月間で内科全般にわたり研修する。 入院では常時10~15名の患者を受け持ち、また外来では時間外、及び救急患者をスタッフおよび指導医の指示のもとに対応し一般的な内科診療の基本を学び症状に合わせた治療を学習する。 心肺蘇生術や採血注射点滴ラインの確保等の技術を習得し当院の特徴であるエマージェンシーケア、プライマリケアを研修する。 |
---|---|
外科・麻酔科 | 1年次に2ヶ月間外科・麻酔科(挿管)の研修、1ヶ月間呼吸器外科の研修、 1ヶ月間肝臓外科・小児外科の研修を行う。 将来”外科”の標榜を希望する医師のためには、継続して外科専門研修を行うことにより、日本外科学会認定医制度の外科認定医試験を受けることができる。本プログラムの特徴は、一般外科、救急、麻酔、プライマリケアを基本にして癌末期患者の緩和ケア医療の基本を習得し、呼吸器外科、肝臓外科、小児外科も経験する点にある。 麻酔科の研修は、外科研修時に外科の手術症例にて、挿管を麻酔科医の指導により研修する。 |
整形外科 | 1年次に外科研修の一環として、1ヶ月間の研修を行う。 整形外科は外傷・骨折・脊椎疾患・関節疾患・代謝免疫疾患・先天奇形、骨・軟部腫瘍など多岐にわたる疾患を担当し、幅広い知識と実技を要求されている。 特に高齢化社会において骨粗鬆症・脊椎疾患・関節変形における責任は年々高くなっている。また、当院での臨床研修においては外科系救急診療に占める外傷・骨折の頻度は高く、腰痛や関節痛も救急患者として経験することが多い。従って、この様な疾患の初期診断と治療が確実に実施できるような研修を行う。 |
救急 | 1年次に救急科2ヶ月間、2年次に救急集中治療科1ヶ月間の研修を行う。 プライマリ・ケアにおける基本的な診療能力を習得することを目的とする。 併せて、年間を通じ月5~6回の当直日は24時間救急搬送患者と夜間時間外の患者の診療をスタッフと共に担当し研修を行う。 |
小児科 | 1年次に1ヶ月間、協力型病院である宇治徳洲会病院(京都府宇治市)または、岸和田徳洲会病院(大阪府岸和田市)にて研修する。小児科の一般的な知識を修得し、日常よく見られる小児科疾患の診断、治療ができるようになり、小児の救急疾患の初期治療が可能になることを目標にする。 また、当院での研修も可能である。 |
産婦人科 | 2年次に1ヶ月間、協力型病院である阪南中央病院(大阪府松原市)または、南部徳洲会病院(沖縄県島尻郡)、湘南藤沢徳洲会病院(神奈川県藤沢市)、生駒市立病院(奈良県生駒市)、湘南鎌倉総合病院(神奈川県鎌倉市)にて産婦人科全般について研修する。 産科では、正常分娩、産褥管理、分娩介助、会陰切開縫合等実施する。 |
精神科 | 2年次に1ヶ月間、小阪病院(大阪府東大阪市)で研修する。 患者の精神的な問題に心を配り、精神保健・医療を必要とする患者とその家族に対して全人的で、適切な対応が出来ることを目標としている。そのために、まず精神疾患に関する基本的知識を身につける。 そして症例を理解し治療するにあたり、生物学的理解、心理学的理解、社会的理解の三つを偏ることなく、バランスよく把握できるようになり、プライマリケアに必要な精神科の基本的な診療能力を身につけることを理念としている。 |
離島・へき地 (地域医療) |
2年次に2ヶ月間、徳洲会グループ22施設の中の1施設で研修する。 僻地や離島での医療・福祉資源に制約のある地域特性を理解し、救急医療、初期治療ができ、地域での保健活動や健康増進の行える臨床医として成長するために、日本の医療における僻地離島がどのようなものかを知り、単に「医学」という学問だけでなく「保健医療」という社会的側面を考慮し、特定の診療科にとらわれない総合医療を主体とした自立診療を経験する。 |
選択科 |
内科(総合内科・呼吸器内科・循環器内科・消化器内科・糖尿病代謝内科・血管透析内科)、外科、整形外科、救急科、麻酔科、脳神経外科、泌尿器科、放射線科、眼科、心臓血管外科、皮膚科、病理診断科、形成外科、小児科(宇治徳洲会病院、岸和田徳洲会病院)、緩和ケア(札幌南徳洲会病院)、地域保健(八尾徳洲苑)、家庭医療(榛原総合病院/静岡県牧之原市)、産婦人科(阪南中央病院)、および協力型施設での外科(大垣徳洲会病院/岐阜大垣市、神戸徳洲会病院/兵庫県神戸市) |
Grand Round
毎週金曜日AM8:10から学会形式の医局発表を行っています。
研修医も発表を担当しますが、発表練習はもちろんのこと、
上級医による発表もとても勉強になります。
英語での回診、セッション
内科スーパーバイザー
ジョエル・ブランチ先生による勉強会を週2回開催。
将来留学を考えている人、あまり英語が得意ではない人も
レベルアップにつながる分かりやすいレクチャーです。
その他、月1回のER当直レベルアップ勉強会、不定期で様々な診療科の勉強会、
さらには外部の合同カンファレンスにも指導医と参加・発表をしています。
白衣やスクラブのポケットに入るipad miniで、外来、病棟でもすぐに調べることが出来ます。
お好きな色が選べます!名前の刻印も出来ます!