病院について
病院長 原田 博雅
当院は 1978年八尾市に開設され、徳洲会の理念である「生命を安心して預けられる病院」「健康と生活を守る病院」を柱に 24時間の救急医療、高度先進医療、在宅医療、予防医療などの多機能的な医療を実践し、大阪東部地区 人口約100万人の基幹病院として地域医療を担っています。心臓血管外科や脳神経外科を含む幅広い38科目の診療を行っています。427床の急性期病院として、年間9,000〜10,000件の救急搬送を受け入れており、プライマリ・ケアや救急医療を学ぶうえで大変適した環境といえます。また、2021年からはハイブリッド手術室が稼動、2022年2月にはダヴィンチ手術支援ロボットを導入し、地域の中核病院としてより高度な医療を提供できるよう体制を整えています。
指導医・上級医の下で2年間のローテート研修を行い、数多くの症例を経験することで、総合的な臨床能力を養うことを目的としています。研修環境について討議できる場を設け、指導医・ 研修医双方が主体的に研修環境の改善に取り組めるような雰囲気作りを心掛けています。また、研修医と指導医・上級医間で相互評価を行い、互いに成長できるシステムとして機能 するように配慮しています。
外部講師を招いた特別カンファレンスに加え、勉強会・研修にも力を入れています。 また、指導医講習会などへ派遣も積極的に行い、指導体制の整備にも真摯に取り組んで います。
看護師・コメディカルなどとの交流する機会として、院内のイベントに積極的に参加するよう 促し、チーム医療の充実に心掛けています。
ERと救急車は専用スロープで直結し、正しい診断に必要な画像診断部を隣接させ、迅速な治療のためにCAG室と手術室を同じフロアに設置しました。ERには治療用ベッド、観察室、小手術室が設置され、疾患によってはER内で対処します。ERからは一般X線撮影、CT、MRI、DSA、CAGにそれぞれ直行可能で、手術室や重症度に応じてICU、HCUへの入院加療といった診断治療を可能な限り効率化をはかっています。 24時間「断らない」を実践しているため、特に夜間や休日にはひっきりなしに患者さんが搬送されてきます。
中央手術室は清潔エリアと不潔エリアを明確に分けた理想的な構造になっており、手術室は全7室で、環境に配慮したLED照明など最新設備を導入しています。2023年度の手術件数は6,627件と堅調に推移しており、2010年4月から大阪府がん診療拠点病院となり、それに伴い各種癌の手術症例が増加しています。
徳洲会グループとして最も力を入れている「救急」を始め、超急性期に関係する施設は全てワンフロアにまとまっています。移動の負担が減り、スタッフ間の連携もスムーズです。ICUは8床あり他院よりスペースに余裕があり個室も用意されています。HCUは20床あり、術後や新入院、ICUの後方ベッドとしての役割を担っております。
ER直結の救急車専用スロープを設置し、救急車で搬入される患者さまをスムーズに受け入れることが可能となりました。救急搬入件数は約10,000件、夜間・休日時間外は年間約12,000件を受け入れており、プライマリケアや救急医療を学ぶ上で大変適した環境が整っております。
病棟は「三角形」が一つの単位になっています。その中心のスタッフステーションから三方向に通路が用意されていて、病棟内の行きたい場所に最短距離で行けるようになっています。廊下幅も広めに作られており、スタッフステーションからすぐに病室に行くことができるので時間の節約にもなります。
病床数 | 427床 |
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外来患者数(1日平均) | 884.1人 |
救急車受入件数(年間) | 10,017件 |
手術件数(年間) | 6,627件 |
心臓カテーテル数(年間) | 1,309件 |
常勤医師数 | 113人(2024年4月1日現在) |
初期臨床研修定員数 | 4名(1年次5名・2年次4名) |
診療科目 | 内科、呼吸器内科、循環器内科、消化器内科、肝臓内科、糖尿病・代謝内科、緩和ケア内科、腫瘍内科、内分泌内科、神経内科、心療内科、精神科、リウマチ科、血管透析内科、腎臓内科、皮膚科、小児科、 救急科、放射線科、外科、呼吸器外科、整形外科、脳神経外科、心臓血管外科、肝臓外科、乳腺外科、小児外科、形成外科、美容外科、泌尿器科、眼科、麻酔科、歯科・歯科口腔外科、耳鼻咽喉科、婦人科、リハビリテーション科、病理診断科 |